まず、スケトウダラをその場で採卵し、取りだしたタラコをすぐに冷凍します。そうすることで、海の中そのままの美味しさを新鮮なまま保ち、九州博多の加工工場まで運ぶことができるのです。それから、天然の塩と備長炭を入れていた電解水で2日間手で均等に混ぜ、卵の粒をはっきりと際立たせます。さらに、味の決め手である、博多の伝統的な「焼きあご」と「昆布」の合わせだしをベースにした辛子調味液に漬け込み 72時間氷温帯で熟成させることで、上品で味わい深い辛子明太子が完成するのです。
一番初めに味にかかわる重要な塩。明太子を食べた時に塩辛くなく、臭みも消えてきちんと粒が立つ様に数種類の天然の塩をブレンドします。
備長炭で水の余分な汚れを吸着させた後、高電圧の中に一日置くことで水の成分が細かくなり、タラコの隅々にまで水と塩が行きわたりやすくなります 。
寒い季節に魚の干物などを外に出したり、雪に埋めたりすると、糖分やアミノ酸がでます。これと同じ作用をタラコの中でも行うことで更なる旨みを引き出します。
国内外の辛子を職人が厳選し、ブレンドしております。辛子一つで香りやこくが全く変わってくるので、最後の味の決め手となるのです。